最近かんちゃんの寝かしつけがうまくいって、夜にゆとりが出てきた今日この頃です。
会社の仲の良い同僚にFP技能士2級に受かった話をしたところ、
後日「実は家を建てようと思っているんだけど、相談に乗ってもらえないか」との申し出がありました。
FP2級に合格はしたものの、その後はまだ資格を活かすことができず、ダブルライセンスを目指し、社労士の勉強を始めたところでした。
FP2級取得後、今回初めて人の役に立てることになりました。
私に相談した理由
同僚からの相談内容は「住宅ローンの控除額がいくらになるか知りたい」でした。
- 同僚だけでローンを組んだ場合
- 同僚と奥さん2人でローンを組んだ場合
どちらがお得になるのか、もしくは変わらないのか、知りたいとのことでした。
すでに保険会社のFPにライフプラン表を作ってもらい、少し相談をしていたそうですが、帰り際に「またお越しいただければ詳しく金額を計算しますよ」と言われたそうで、
次回は保険を勧められそうであまり気が進まないので私に相談した、
というのが真相のようでした。
確かにFPと言いつつも、保険を販売して生計を立てているFPが多いようですので、
FP=保険屋さんといったイメージを持っている人も少なくないと思います。
その点私は会社員ですから、保険を売りつけられるような心配はないですね。
独立系兼業FPとでもなるのでしょうか。
そもそも独立してはいないですが。
また、同僚と同じ会社で働き、給与の計算も私がやっていますので、同僚の給与はすぐに確認できます。
給与規程と合わせて見ることで今後の給与の昇給幅もほぼ正確に予測することもできます。
自分のプライバシーを他人に知られるのは抵抗のあることだと思いますが、すでに知っている私だから、ということもあると思います。
住宅ローン相談の準備
いくらFP2級を取得したと言っても、私はFPで起業したわけではないので、いきなり相談されても良い提案ができるはずがありません。
本人の収入面に関しての聞き取りの必要はありませんので、奥さんの収入と、住宅ローンの計算について聞き取りをする必要があります。
住宅ローンの計算に必要な情報は次のとおりです。
- 借入額
- 返済年数
- 返済方法
- ボーナス払いの有無
- 返済の開始年月
- 金利
FPは税理士の業務を行えない
ここまで相談に応えるために考えてみましたが、住宅ローンの計算は税理士の業務になるのでは、という不安がよぎりました。
勉強していた時のテキストを確認してみると、
税理士資格のないFPは税理士の業務を行ってはいけません。有償の場合はもちろん、無償の場合や顧客からの要望があった場合でも税理士法に触れる可能性があります。
うかる!FP2級・AFP 王道テキスト 2017-2018年版 より
との記載がありました。
具体的な税務相談はやはりFPはできないようです。
ただ、仮の条件を使って、税金の計算や一般的な税金の説明をすることはFPでもできることなので、同僚が住宅ローンを組む場合と近い条件で計算してみることにします。
実務は試験勉強の10倍勉強になる
今回同僚から相談したいと言われたことで再度テキストを見返してみましたが、実際にFPとしてお客様のために仕事をする場合は、試験勉強の時よりもずっと身になりました。
9月の試験の時から2か月近くも経っているので時間の経過で抜けている知識もありますが、
やはり試験のための勉強とお客様のための勉強では本気度が全く異なります。
せっかく相談してくれた同僚のためにも、相談して良かったと言ってもらえるようなアドバイスをしたいと思います。
コメント
FP2級取得した33歳です。
相談はなりますが、収益化がなかなか難しいですね。
記事参考にさせてもらいました。
doppelarさんコメントありがとうございます。
収益化するのは難しいですね。
周りの人も同様に収益化するのが難しいと思っている中で、先に自分が収益化できる形が作れればその商圏のシェアの大部分を取れそうですよね。
その形が出来なくて困っているのですが。